「あァ？氷の像ってのはすぐ消えるとこがいいだろーが」
目つきが悪く、見るからに素行がよくなさそうな一年生の留学生。
冷静で周囲に弱みを見せたがらない性格で、どこで道を踏み間違えたのか立派なツッパリ男に成長した。
一匹狼で通っており、目つきや髪型のせいでよくガラの悪い相手に絡まれていた。
また、弱い者イジメが嫌いでその現場を目撃する度に割って入りケンカに発展するため地元では悪名が知られている。そのせいか腕っ節はそれなりに強い。
幼い頃に見た彫刻の像に憧れて以来、魔法を使って一人黙々と氷像を作っている。独学で氷の造形魔法を習得しており、荒削りだが才能はそこそこある様子。
そこまで熱心に取り組むなら本格的に魔法を学ぶべきだと家族からも後押しされ今回の留学の話に乗っかった。
得るものが多いという考えもあり長期の留学を希望している。
都会の街で見聞を広めることも目的としており、密かに美術館や博物館に行きたいと思っている。
芯の通った男らしい人や渋くかっこいい大人が好きで、尊敬する相手には結構素直だったりする。
一方女性相手には内心どう接していいのか分からないので、とりあえず怖がらせないように黙っていることが多いが、いつも怒っていると勘違いされがち。
【媒介について】
黒い鍔が取り付けられた真っ白な柄。
代々家に伝わってきた物らしく、祖父に持たせてもらった。
元々刀身がついておらず、魔法によって氷の刀身を生み出して扱う。
普段は背面の腰につけている。
【魔法】
氷を操る魔法が扱える。
造形魔法が得意で、氷像を生み出したり、媒介の柄に刀身を纏わせて使う。
また竜の魔法で肉体を強化することもでき、魔法使いというよりは戦士に近い使い方をする。
特殊魔法は苦手で殆ど使えない。
重要な絡みについてはお話、交流の上ご縁があればと思います。
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